素数の効率のいい覚え方 ver2.0
このブログは、二世さんのアドベントカレンダー
の15日目の記事です。
昨日の記事は、ふみ川まうりさんの、「数学アレルギーの私が素数大富豪に出会ったらアレルギーが治って生きるのが楽しい話」でした!
去年の素数大富豪のアドベントカレンダー
の、鯵坂もっちょさんのブログ「アジマティクス」の記事「なんか効率のいい素数の覚え方ないかな?」。
こちらの記事の中では、以下の図を覚えることによって、素数を効率よく覚える方法が紹介されていました。
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表1
出典 なんか効率のいい素数の覚え方ないかな? - アジマティクス
from 鯵坂もっちょさん
簡単に説明します。
数字のキーボードを思い浮かべてください。

図2
| *0台 | 分類 |
|---|---|
| 1 | 全 |
| 2 | 右 |
| 3 | 左 |
| 4 | ー9 |
| 5 | 右 |
| 6 | 左 |
| 7 | -7 |
| 8 | 右 |
| 9 | 7 |
表3
表1から一部抜粋
出典:上記
1の欄を見てください。1は「全」ですから、1、3、7、9すべてが後ろにつく、
つまり11、13、17、19がすべて素数、ということを表しています。
2の欄をみると、「右」ですから、キーボードの右、つまり3、9がついて
23、29が素数になります。
同様に、左、-9(9以外)、・・・となります。
| 全 | なし | 上 | 下 | 右 | 左 | / | \ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1379 | 13 | 79 | 39 | 17 | 37 | 19 | |
| 1 | 3 | 7 | 9 | -1 | -3 | -7 | -9 |
| 1 | 3 | 7 | 9 | 379 | 179 | 139 | 137 |
記号に対応する数字一覧(表4)
これによって、ただ数字を覚えるよりも効率よく素数を覚えられる、というのがもっちょさんのお話でした。
さて、ここからが本題です。
表をよく見ると、規則性があります。
それは、3ごとの周期で、対応する記号が決まっている、ということです。
そこで、3で割ったあまりを表に追加しました。
| *0台 | 分類 | mod3 |
|---|---|---|
| 1 | 全 | 1 |
| 2 | 右 | 2 |
| 3 | 左 | 3 |
| 4 | -9 | 1 |
| 5 | 右 | 2 |
| 6 | 左 | 3 |
| 7 | -7 | 1 |
| 8 | 右 | 2 |
| 9 | 7 | 3 |
表5(表3に「mod3」を追加)
0のところは、便宜上3にしました。
16個ある記号のうち、mod3の数字それぞれに現れる記号がきまっています。
たとえば、10の位より左が3(mod3)のとき、記号「3」は入りません。なぜなら、必ず3で割れてしまうからです。

図6
81、3どちらも3で割れるため、813は3で割れます。*1*2
もう一つ例を。10の位より左が2(mod3)のとき、記号「左」は入りません。
左は、1と7が入りますが、どちらも3で割ると1余ります。
10の位より左の2と、1の位の1を足すと3になり、あわせて3で割れてしまいます。*3
そのため、次の表が定まります。
| mod3 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|
| 記号 | |||
| 全 | ○ | × | × |
| なし | ○ | ○ | ○ |
| 上 | ○ | × | × |
| 下 | ○ | × | × |
| 右 | ○ | ○ | × |
| 左 | ○ | × | ○ |
| / | ○ | × | × |
| \ | ○ | × | × |
| 1 | ○ | × | ○ |
| 3 | ○ | ○ | × |
| 7 | ○ | × | ○ |
| 9 | ○ | ○ | × |
| -1 | ○ | × | × |
| -3 | ○ | × | × |
| -7 | ○ | × | × |
| -9 | ○ | × | × |
表7
この表からわかるように、2と3に、どちらにも当てはまるものは「なし」しかありません。ということは、二つの記号を、あわせて一つの記号にできます。
例を挙げて説明します。
| *0台 | 分類 | mod3 |
|---|---|---|
| 1 | 全 | 1 |
| 2 | 右 | 2 |
| 3 | 左 | 3 |
表8(表5から一部抜粋)
20台の記号は「右」{3,9}、30台の記号は「左」{1,7}です。
これをまとめて、一つの記号「全」{1,3,7,9}と表すことができます。
この操作を表1にすると
| **台 | 分類 | **台 | 分類 | **台 | 分類 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 全 | 34 | 下 | 67 | / |
| 2&3 | 全 | 35&36 | -1 | 68&69 | 上 |
| 4 | -9 | 37 | 右 | 70 | \ |
| 3&4 | 全 | 38&39 | -1 | 71&72 | 下 |
| 7 | -7 | 40 | \ | 73 | 右 |
| 8&9 | -1 | 41&42 | \ | 74&75 | -9 |
| 10 | 全 | 43 | -7 | 76 | \ |
| 11&12 | / | 44&45 | -1 | 77&78 | / |
| 13 | -3 | 46 | -9 | 79 | 7 |
| 14&15 | -3 | 47&48 | 下 | 80&81 | \ |
| 16 | / | 49 | \ | 82 | 全 |
| 17&18 | -7 | 50&51 | 右 | 83&84 | 9 |
| 19 | 全 | 52 | 上 | 85 | -1 |
| 20&21 | 1 | 53&54 | 左 | 86&87 | / |
| 22 | -1 | 55 | 7 | 88 | -9 |
| 23&24 | -7 | 56&57 | 全 | 89&90 | 7 |
| 25 | 左 | 58 | 7 | 91 | \ |
| 26&27 | 全 | 59&60 | 全 | 92&93 | 下 |
| 28 | 上 | 61 | -1 | 94 | 左 |
| 29&30 | / | 62&63 | 1 | 95&96 | / |
| 31 | -9 | 64 | -9 | 97 | 右 |
| 32&33 | 左 | 65&66 | -9 | 98&99 | -9 |
表9
こうなり、行数がもとのになりました。
2&3の記号を2と3に分解するには、2の時は3と9、3の時は1と3に注目します。たとえば、「/」は{3,7}なので、2は「3」、3は「7」になります。
66個の記号を覚えるだけで、1000以下の素数を覚えたことになる!こんなにお得なことはないですね。皆さんも是非おぼえてみては!
明日は、みうらさんの記事です!楽しみですね!
以上、るいあでした!
この記事を作成するに当たって、鯵坂もっちょさんの記事を参考にし、また表の引用も快諾していただきました。ありがとうございます。